ひょっとして、「人間の身体は60〜70%が水でできているから」という答えを思い浮かべましたか?
しかし、それだけでは上辺の解答にしかなりません。
なぜか?
その理由は、人体における水分の役割にあります。
これは、大きく分けて3つあります。
まず第1に、血液を代表とする循環液としての役割。
水分には、体の隅々まで酸素と栄養を運ぶ役割があります。
第2に、老廃物や余分な栄養分を運び出し、体外に運ぶという役割。
血液等の循環液により運び出し、最終的には尿や汗と共に排出します。
第3に、体温を調節する役割。
水には熱を持ったまま安定する性質があるため、体温を維持できます。
また、発汗の気化熱によりこれを微調整します。
つまり、「人間の身体の60〜70%が水でできている」から水分を補給する必要があるというのでは言葉が足りないのです。
「常に身体の60〜70%含まれている水分を循環させる必要がある」から、水分の補給が必要なのです。
「水分を大量に摂ること」が重要なのではありません。
「水分を常時循環させること」が重要なのです。
1日に排出される水分は約2.5リットルです。
そして、食事に含まれる水分から補給されるのが0.5〜1リットル。
つまり、『水分の摂り方』で1日あたりの水分補給の適量が「1.5〜2リットル」と説明したのは、そういうことですね。
排出量と同じ量を補給することで、正常に身体の水分を循環させてやるわけです。
ですから、量を取れば良いというものではないのです。
ちなみに、体重65kgの人なら1日あたり10〜30リットルの水を摂取すると、水中毒で死亡するそうです。
まず、あり得ませんが(笑)。
しかし、この循環が正常ではない場合、当然体中の水分は多過ぎたり、逆に少な過ぎたりして、身体に異常が発生することになります。
そして、「30代」になって健康状態の劣化が目立ち始めると、このようなケースが増えてくることも事実です。
つまり、いわゆる「血行が悪くなる」というやつですね。
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そもそも、どうして人間の体は水分が必要なのでしょうか?
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